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高精度タイミングエンジン

モールス信号変換ツール

テキストをモールス信号に、モールス信号をテキストに変換。ワンクリックのコピー&ペースト、懐中電灯の点滅、オシロスコープの波形表示、振動、音声再生に対応し、PNG・SVG・WAV形式で保存できます。

MA
著者:Muhammad Ahmad
• アマチュア無線家 • 2026年7月29日 • 最終更新:2026年11月2日 • 約6分で読めます
テキスト → モールス信号
変換モード:
和文はカナ専用、欧文は英字専用の符号です。漢字には符号がありません。
20 WPM | 600 Hz
CRTオシロスコープモニター | 600Hz 信号
TELEGRAPH SPEC
SIGNAL
文字数 5
単語数 1
短点 (.) 11
長点 (-) 10
送信時間 4.1s @ 20 WPM

秘密のメッセージを送る

上のメッセージをモールス信号のパズルとして共有できます。友達は音を聞いて解読に挑戦します。現在の音と速度の設定もリンクに含まれます。

テキストを表示
基礎知識

モールス信号とは

モールス信号は、短い信号(短点・トン)と長い信号(長点・ツー)の組み合わせで文字を表す符号——モールス符号——を使って送る信号のことです。信号は電気のパルスだけでなく、音、光の点滅、振動、たたき音などでも送れるため、設備がほとんどなくても通信できます。1830年代にアメリカのサミュエル・モールスとアルフレド・ヴェイルが電信用に考案し、1844年5月24日に最初の電信メッセージ「WHAT HATH GOD WROUGHT」がワシントンからボルチモアへ送られました。

日本語の文字のための符号が和文モールス符号です。その原型は1873年(明治6年)に吉田正秀と寺崎遜らが考案したもので、国際符号ではなく1854年のドイツ=オーストリア電信連合(DÖTV)の符号に、イロハ順にカナを割り当てたのが始まりです。1885年には濁点の符号とルの符号の入れ換えやヰ・オ・ヱの追加が行われ、1893年に長音記号「ー」が加わって、ほぼ現在の体系になりました。現在、和文の符号は総務省令「無線局運用規則」別表第1号に定められています。欧文符号(国際モールス符号)をITU(国際電気通信連合)が維持しているのとは対照的に、和文は日本の法令で定められた、日本独自の符号体系です。

モールス信号は今も現役です。アマチュア無線のCW通信では世界中で毎日使われ、非常時の通信手段としても頼りにされています。日本ではさらに、無線従事者の国家試験に和文の送受信実技が残っているため、学ぶ必要のある人も少なくありません。このページは、変換ツール・和文と欧文の一覧表・音声再生・学習ガイドを1ページにまとめた、日本語のためのモールス信号の入口です。インストールは不要で、ブラウザだけで使えます。

クイックガイド

モールス信号変換ツールの使い方

この変換ツールはブラウザの中で動作します。登録もダウンロードも不要で、変換は入力と同時に両方向へ行われます。まず大切なのが和文と欧文の切り替えです。和文の符号と欧文の符号は、同じ短点・長点でも意味する文字がまったく違うため、自動判別はできません。ツールの上部にあるボタンで、カナを変換する「和文」と、英字を変換する「欧文」を選んでください(初期状態は和文です)。

1

和文/欧文を選ぶ

テキストを入力する前に、カナを変換する「和文」と、英字を変換する「欧文」をボタンで切り替えます。初期状態は和文です。

2

テキストを入力する

入力欄に文字を入力すると、モールス信号に即時変換されます。ひらがなは自動でカタカナとして変換され、小さい文字は大きな文字として送られます。

3

音で聞く・再生する

再生ボタンで符号の音を聞けます。速度(WPM)や音の高さは設定から調整でき、聞き取りの練習にも使えます。

4

コピー・共有する

変換結果はワンクリックでコピーでき、WAV音声やPNG・SVG・JPG画像として保存・共有もできます。

モールス信号をテキストに解読するには? 「方向を切り替え」を押して、短点(.)と長点(-)を入力してください。文字と文字の間は1つのスペース、単語と単語の間はスラッシュ( / )で区切ります。解読結果は、選んでいるモードの文字で表示されます。和文モードでは濁点・半濁点が直前のカナと組み合わさり、「カ+濁点」は「ガ」と表示されます。なお、漢字にはモールス符号がありません。漢字を入力すると「対応していない文字」として警告が表示されますので、読みをカナで入力してください。

早見表

モールス信号一覧表

印刷して使える完全な一覧表です。和文モールス符号(五十音48文字と濁点・半濁点・長音・記号)と、欧文モールス符号(A〜Zと記号)を掲載しています。各カードをクリックすると、その符号の音が再生されます。

和文モールス符号一覧

ア
--.--
イ
.-
ウ
..-
エ
-.---
オ
.-...
カ
.-..
キ
-.-..
ク
...-
ケ
-.--
コ
----
サ
-.-.-
シ
--.-.
ス
---.-
セ
.---.
ソ
---.
タ
-.
チ
..-.
ツ
.--.
テ
.-.--
ト
..-..
ナ
.-.
ニ
-.-.
ヌ
....
ネ
--.-
ノ
..--
ハ
-...
ヒ
--..-
フ
--..
ヘ
.
ホ
-..
マ
-..-
ミ
..-.-
ム
-
メ
-...-
モ
-..-.
ヤ
.--
ユ
-..--
ヨ
--
ラ
...
リ
--.
ル
-.--.
レ
---
ロ
.-.-
ワ
-.-
ヰ
.-..-
ヱ
.--..
ヲ
.---
ン
.-.-.

五十音順に並べた48文字です。もとの符号表はイロハ順(イ・ロ・ハ・ニ・ホ・ヘ・ト…)で、符号はイロハの並びに沿って割り当てられました。ヰ(ヰ)とヱ(ヱ)は現代の文章ではほとんど使いませんが、符号表には今も残っています。このツールの扱いも表のとおりです。 ひらがなは自動でカタカナに置き換えて変換します。小さい文字(ゃ・ゅ・ょ・っ など)には符号の規定がないため、大きな文字として送ります(っ は ツ、ゃ は ヤ)。漢字には符号自体が存在しないので、変換できません。

濁点・半濁点・長音と記号

゛
..
゜
..--.
ー
.--.-
、
.-.-.-
。
.-.-..
」
.-.-..
(
-.--.-
)
.-..-.

濁点(..)と半濁点(..--.)は、カナそのものの符号ではなく、直前のカナに続けて送る独立した符号です。「ガ」は「カ+濁点」(.-.. ..)、「パ」は「ハ+半濁点」(-... ..--.)と送ります。このツールでは「ガ」「パ」とそのまま入力でき、自動で分解します。解読では逆に、符号が直前のカナと組み合わさって「ガ」「パ」と表示されます。長音「ー」(.--.-)は1893年に追加された符号です。段落の符号(.-.-..)は文の終わりに使われ、このツールでは「。」として送受信します(符号表では「」」に当てられています)。

欧文モールス符号一覧

A
.-
B
-...
C
-.-.
D
-..
E
.
F
..-.
G
--.
H
....
I
..
J
.---
K
-.-
L
.-..
M
--
N
-.
O
---
P
.--.
Q
--.-
R
.-.
S
...
T
-
U
..-
V
...-
W
.--
X
-..-
Y
-.--
Z
--..

国際モールス符号(欧文)のアルファベットです。和文とは別体系のため、英字を変換するときはツールの「欧文」モードに切り替えてください。和文モードで英字を入力すると「対応していない文字」として警告されます。数字の符号は和文・欧文で共通です(下の数字の節をご覧ください)。

欧文の記号

.
.-.-.-
,
--..--
?
..--..
'
.----.
!
-.-.--
/
-..-.
(
-.--.
)
-.--.-
&
.-...
:
---...
;
-.-.-.
=
-...-
+
.-.-.
-
-....-
"
.-..-.
@
.--.-.
遭難信号

SOSのモールス信号

... --- ...

短点3つ、長点3つ、短点3つを、文字の間隔を空けずに1つの符号のように続けて打ちます。

世界共通の遭難信号です。1906年に採用され、1908年に発効しました。SOSは「Save Our Souls」の略ではありません。このリズム(... --- ...)が、強いノイズの中でも他のどの符号とも間違えようがないために選ばれたのです。覚え方は簡単で、短・短・短、長・長・長、短・短・短です。

送り方: 音なら短い音3回、長い音3回、短い音3回(笛、車のクラクション、この変換ツールの再生でも構いません)。光なら懐中電灯やスマートフォンのライトを同じリズムで点滅させます。振動や打音でも、速く3回、ゆっくり3回、速く3回と打ちます。どの方法でも、約1分の静けさをはさんで繰り返し、応答があるまで続けてください。

このページでの注意: SOSは欧文の符号として作られた信号です。このツールの和文モードで ... --- ... を解読すると「ラレラ」と表示されます(和文では ... がラ、--- がレです)。聞こえる信号のリズムはまったく同じで、遭難信号としての意味は変わりません。

よく使うフレーズ

言葉とフレーズのモールス信号

メッセージとして送られることの多い言葉を、和文モールス符号で表しました。上の変換ツールに貼り付ければ、音で聞いたり、光で点滅させたり、秘密のメッセージとして友達に送ったりできます。

アイシテル --.-- .- --.-. .-.-- -.--.
ダイスキ -. .. .- ---.- -.-..
スキ ---.- -.-..
アリガトウ --.-- --. .-.. .. ..-.. ..-
オメデトウ .-... -...- .-.-- .. ..-.. ..-
ガンバレ .-.. .. .-.-. -... .. ---

名前をモールス信号で: 自分の名前を符号にするのは、モールス信号のいちばん楽しい使い方のひとつです。署名代わりや、知っている人だけが読める合言葉になります。たとえば「タロウ」は -. .-.- ..- —— 短くてリズムのよい符号になります。読みをカナで入力すれば、どんな名前でも変換できます。

数字

数字のモールス信号

数字は和文・欧文で共通の符号を使い、このシステムで最も規則的な並びをしています。どの数字もちょうど5つの要素からできています。1から5までは短点が1つずつ増え、6から9は短点が長点に置き換わっていき、0は長点5つです。

1
.----
2
..---
3
...--
4
....-
5
.....
6
-....
7
--...
8
---..
9
----.
0
-----

この10枚のカードで、日付や数量、電話番号まで送れます。熟練した運用者は数字を短く省略することもあります(「略体数字」:たとえば9をN(-.)、0をT(-)の符号で送る)が、このページと変換ツールでは常に5要素の正式な形を使います。

学習

モールス信号の覚え方と学び方

モールス信号は耳で覚えるのが正解です。文字ごとに固有のリズムがあり、それをひとつの音の形として聞き取ることが大切で、短点と長点を目で数えていては速度が上がりません。日本には伝統的な覚え方として合調法があります。符号のリズム(トンとツーの並び)を身近な言葉の抑揚に当てはめて覚える、語呂合わせの方法です。まずは上の一覧表でカードをクリックし、音を聞くことから始めてください。土台になるのは時間の単位です。短点が1単位、長点は3単位、符号の中の間隔は1単位、文字の間隔は3単位、単語の間隔は7単位。この1:3:7の比率がモールス信号のリズムを作っています(欧文の基準語PARISはちょうど50単位です)。

聞き取りの練習には、このページの音声再生がそのまま使えます。フレーズを入力して再生し、答えを見る前に聞き取って書き出してみてください。速度(WPM)を落として始め、慣れたら少しずつ上げるのがコツです。1日10〜15分の練習を続けるほうが、週に1回の長時間練習より身につきます。文字はア行・カ行のように行ごとに増やしていくと、無理なく48文字に届きます。

初心者がつまずきやすい3つの失敗。第一に、文字と文字の間隔を空けないこと。間隔がなければ符号はつながって読めなくなります。第二に、形の似た符号の混同です。耳で聞き分ける練習だけが確実な対策になります。第三に、短点をひとつずつ数えること。リズム全体を聞くようにすると、ある日突然「音が文字として聞こえる」ようになります。

日本では、モールス信号は趣味だけのものではありません。総合無線通信士の国家試験では和文と欧文の送受信の実技が、国内電信級陸上特殊無線技士では和文の送受信の実技があり、第一級・第二級・第三級アマチュア無線技士では法規でモールス符号の知識が問われます。和文の実技試験が今の制度にも残っているのは日本だけの特徴で、このページの和文モードと聞き取り練習は、その準備の第一歩としても使えます。

さらに学びたい方には、モールス信号の完全学習ガイド(英語)、聞き取りトレーニングゲーム(英語)、送信練習用のモールスキーボード(英語)もどうぞ。

知識ベース

よくある質問

変換ツールとモールス信号についての、よくある質問とその答えです。

Q1 和文モールスと欧文モールスの違いは何ですか?

欧文モールスはラテン文字(A〜Z)のための国際符号で、ITU(国際電気通信連合)が定めています。和文モールスは日本独自の符号で、カナに符号を割り当てたもので、総務省令「無線局運用規則」に定められています。もとになったのは国際符号ではなく1854年のドイツ=オーストリア電信連合(DÖTV)の符号で、イロハ順に符号を当てはめました。そのため同じ符号でも意味が異なります。たとえば「・」は欧文ではE、和文ではヘ、「ー」は欧文ではT、和文ではムです。このページの変換ツールでは、和文と欧文をボタンで切り替えて使います。

Q2 濁点・半濁点はどうやって送りますか?

濁点と半濁点は独立した符号として、直前のカナの直後に続けて送ります。濁点は ..、半濁点は ..--. です。たとえば「ガ」は「カ+濁点」で .-.. ..、「パ」は「ハ+半濁点」で -... ..--. と送ります。このツールでは、ガやパをそのまま入力すれば自動で分解して変換し、解読するときは直前のカナと組み合わせて「ガ」「パ」と表示します。

Q3 小さい文字(ゃ・ゅ・ょ・っ)はどうなりますか?

小さい文字(拗音・促音)には符号の規定がなく、通常の大きな文字として送る決まりです。たとえば「ヒャッカジテン」は「ヒヤツカシ゛テン」と送ります。このツールでも、ゃ・ゅ・ょはヤ・ユ・ヨに、っはツに自動で置き換えて変換します。受け手は文脈から元の言葉を読み取ります。

Q4 SOSはどうやって打ちますか?

SOSは短点3つ、長点3つ、短点3つを、文字の間隔を空けずに1つの符号のように続けて打ちます(... --- ...)。音なら短い音3回・長い音3回・短い音3回、光なら懐中電灯の点滅、振動でも同じリズムです。1906年に国際的な遭難信号として採用されました。なお、この信号は欧文のSOSとして作られたものなので、和文モードで解読すると「ラレラ」と表示されますが、信号そのものの意味は変わりません。

Q5 モールス信号とは何ですか?

モールス信号は、短点(トン)と長点(ツー)の組み合わせで文字を表す符号(モールス符号)で送る信号のことです。1830年代にアメリカのサミュエル・モールスとアルフレド・ヴェイルが電信用に考案し、1844年5月24日に最初の電信メッセージが送られました。電気のパルスだけでなく、音・光・振動でも送れるため、今もアマチュア無線や非常時の通信手段として使われています。欧文符号はITUが、和文符号は日本の法令が定めています。

Q6 モールス信号の覚え方(合調法・語呂合わせ)は?

日本では伝統的に「合調法」という覚え方があります。符号のリズム(トンとツーの並び)を、身近な言葉の抑揚に当てはめて覚える語呂合わせの方法です。大切なのは、点と線を目で数えるのではなく、文字ごとのリズムを耳で聞いて覚えることです。このページの一覧表では、文字をクリックするとその符号の音が再生されるので、聞きながら少しずつ文字を増やしていく練習が効果的です。まずはア行・カ行の10文字から始めてみてください。

Q7 モールス信号はアマチュア無線の試験に出ますか?

はい。和文モールスの送受信は今も国家試験の実技に残っています。総合無線通信士では和文と欧文の送受信、国内電信級陸上特殊無線技士では和文の送受信の実技試験があり、第一級・第二級・第三級アマチュア無線技士では、法規の試験でモールス符号に関する知識が問われます。和文の実技試験が現行制度に残っているのは、日本ならではの特徴です。